ワーキングホリデーin飛騨高山とは、高山市丹生川町のトマト農家で行われる大学生向け農業体験プログラムです。
丹生川町は、JR高山駅からバスで20分、3,000m級の山脈が連なる北アルプスの麓、標高600~800mに位置する農村地域です。北アルプスからの雪解け水、盆地特融の寒暖差の激しい気候によっておいしい高冷地野菜が栽培されています。トマトやほうれん草は全国でトップクラスの生産量で、その多くは大阪や東京など都市部に出荷されています。
ワーキングホリデーin飛騨高山では、大玉トマトの桃太郎をはじめ、中玉トマトのフルティカの他にも、様々な種類のミニトマトの収穫作業や、長期でトマトを収穫するための葉かき、ホルモン剤散布、出荷作業などの作業を手伝います。
農業体験参加者を募りたい農家が集まり「高山市受入れ農家組合」を結成。人手不足の解消だけでなく、大学生が安心して最高の経験が積めるよう、当団体と高山市も協力して企画・運営を行っています。
飛騨高山受入れ農家組合今年度の受入先
<若林農園>若林 大悟
<中舎農園>中舎 勝也
<森北農園>森北 俊弘
<岩下農園>岩下 雄治
2015年~2023年の9年間で282名の学生が参加!
新型コロナウイルス感染症の影響で2021年度・2020年度は受け入れをやむなく中止。ようやっと再開できた2022年度は感染症対策のために受け入れ人数を大幅に絞って開催しましたが、全国各地10大学の学生21名が参加してくれました。
農学部だけでなく、文学部や経済学部など様々な学科に所属する大学生から応募があります。長いようで短いインターンシップの滞在期間中に、圃場体験だけでなく、経営のことや出荷のことなどリアルな現状を農家さんに聞いたり、地域の人との交流を楽しんでいます。
また大学によってはインターシップに参加することで単位が取れるというのも魅力の一つです。
【実習日程】(10日間参加の場合)※詳細お問い合わせください。
1 日目:オリエンテーション、交通費精算(19:00~宿泊施設にて開催)
2 日目~9 日目:農業体験(うち 1 日は休み)
10 日目:チェックアウト(朝 10:00 チェックアウトです。自由解散となります。)
・初日(オリエンテーション日)は 19:00 までに宿泊施設へ各自お越しください。
・17時までにチェックインできる場合、夕飯をご用意します。それまでに到着できない方は事前に購入してお持ち込みください。19時のオリエンテーションには間に合うようお越しください。
・チェックインは 16:00 以降でお願いします。
・休日は、自由行動となります。
・交通費は誓約書送付時に書面での申請をお願いします。
※宿泊施設での夕食代は受け入れ農家組合で負担いたします。個人で持ち込みに関しましては自己負担になりますので予めご了承ください。
※宿泊施設の近くにコンビニエンスストア等のお店がありません。たくさん食べたい方、食べられるものがあるか心配な方は、高山駅周辺で購入してから丹生川町へ向かってください。
地元丹生川地区の民宿にて宿泊となります。
参加のクールによって宿泊先が変わりますが宿泊施設から体験圃場の移動は受入れ農家にて送迎しますのでご安心ください。
※宿泊施設は、2 名又は 3 名で 1 部屋となります。基本的には同じ大学やご友人などと同室とさせていただきますが、場合によっては初見の方と同室となりますのでご了承ください。
参加した大学生に参加の感想をアンケートできいてみました。
他大学の生徒と交流したかったからです。
トマトの栽培と高山市における農業に興味を持っていたからです。
農家さんの実情や考え、出荷場の様子など、実際に行ったり話したりしないとわからないことがわかった。また、他大学の人と交流できてうれしかった。
収穫や管理作業がたくさんできて楽しかったです。作業中に一緒になった方々にもたくさんお話を聞くことができていろいろな刺激をもらうことができました。
トマトを扱うのは初めてだったが、サイズの違うトマトの収穫や、ヘタ取り、芽かきなど様々な作業を体験させていただけて良かった。参加前は10日間がちょうど良いと思ったが、日程が終わってみるともう少し作業したかったと感じた。
良かったと思うのはいろいろな体験をさせてもらえたこと。自然の中で働けたこと。トマトのことについて教えて頂けたこと。働く方々とたくさんお話させてもらえたことです。
参加した大学生のアンケートには、作業内容についてだけでなく、受け入れ農家組合の方々へのメッセージもたくさん寄せられています。
発起人で会長の若林さんは未来をこう思い描いています。
受入れ農家組合
会長 若林定夫氏
はじめは、「夏場の繁忙期の人手不足を解消したい」という思いだけで受入れを始めました。しかし、学生が一生懸命作業する姿に農家自身が元気をもらい、今では学生たちが少しでもこの地域のことを知り好きになり、いずれ恋人や家族を連れて遊びに来てくれるような場になってほしい、農業について現場で学べることを提供したいという気持ちに変わり毎年受入れを行ない、8年目になりました。もちろん今では、学生たちの力を頼りにしているので、彼らの力なくしては夏場の繁忙期は乗り切れません。けれど、受入れ農家組合に加入する農家には、ただの労働力ではなくこの気持ちを理解してくれる人にのみ加入してもらっています。短い期間ではありますが、存分に学び充実した体験にしてください。
期間:7月24日(水)~9月25日(水)の間 ※ 上記日程内で、全7クール募集
宿泊施設
◆宿泊施設について◆
参加される日程ごとに宿泊施設が異なります。
参加受付確定後、宿泊先を通知いたします。
≪大切なお願い≫
申込前に必ずご確認ください。
【申込について】
申込期日は「希望日程初日の2週間前まで」となります。
締切後に参加申込を希望される場合はお電話にて問い合わせ下さい。
①ご希望のクールを確認し、2次元コードのフォームよりお申込みください。
②申込完了後、事務局より受付完了メールが配信されます。
③後日、封書にて宿泊先などの詳細をご案内します。誓約書等、提出の必要な書類がございますので必ずご確認下さい。
【キャンセルについて】
万が一キャンセルをされる場合は、体験開始日の一週間前までにご連絡ください。
1週間を過ぎてのキャンセルは、キャンセル料(実費)をいただく場合がございます。
【受入期間の延長・短縮について】
・受入期間について、単位などの都合で期間の変更をご希望の場合は申込フォームにその旨をご記入ください。受け入れ農家組合で検討し、ご連絡させていただきます。
・受入期間を短縮する場合、活動支援金を減額たまは交付なしとさせていただく場合があります。予めご了承ください。
【受入先について】
・受入先を指定することはできません。
・お友達同士でのお申し込みの場合、受入先は別々に振り分けさせていただきます。予めご了承ください。
【宿泊施設について】
・宿泊先はこちらで手配します。クールにより異なるため、申込後に詳細を連絡いたします。(岐阜県高山市丹生川町内の民宿を予定しています。)
・宿泊先の都合上、相部屋になる場合がございます。基本的には同じ大学やご友人などと同室とさせていただきますが、初見の方と同室となる可能性もございますのでご了承ください。
・宿泊施設は当企画参加者以外の一般の人も利用します。節度ある行動をお願いします。