「まちスポ」は、民設民営の中間支援団体です。2012年の設立以来、企業、行政、NPOなど、あらゆるジャンルの方々から日々多くの相談が寄せられるようになり、中間支援団体としてそれなりの実績を残してくることができました。
“地域”は、そこに暮らす人で構成されています。ですが、同じ土地や空間で暮らしていても、そこにいる人の職業や価値観の違いによって属するコミュニティが違うため、接点もなく出会わないままの人もいます。お互いを宇宙人同士だと思っているかもしれません。裕福な人もいれば貧しい人もいる、地元育ちの人もいれば移住者もいる、経営者もいればサラリーマンもいますが、みんな同じ“地域”の構成員なのに、お互い交わることなく、それぞれのコミュニティの中身を知ることなく暮らしています。
他人と関わることなく生きていけるほどに、私たちの暮らしは便利になりました。ただ、その便利さは豊かさとは異なるものです。 “タイパ”や“コスパ”を追求する風潮がありますが、それは中長期的にみて”タイパ”や“コスパ”の良い行動なのでしょうか。
人と関わることや自分のコミュニティから一歩外に出ることは、面倒だし、煩わしいし、時間も根気も必要です。それでも、違うコミュニティに属する人同士がお互いに手を取り合い、自分たちが持っている知識や経験や技能のほんの一部を提供することで、同じ“地域”に暮らす人が抱えている問題を解決できるかもしれない。
「まちスポ」が地域で真に必要とされる中間支援団体であり続けるためには、同じ“地域”にくらす異星人たちをつなぎ合わせ、共同体意識を育むための仕組みを作り続けなければなりません。
ここで暮らすみんなにとって、“地域”が「今より少しでも良くなる」ように、理事やスタッフはもちろんのこと、賛助会員やサポーターのみなさんと一丸となって、活動を続けて参ります。
みなさんの応援をよろしくお願いいたします。
代表理事/長瀬 達三
大和リース株式会社と認定NPO法人ムラのミライ(旧ソムニード)の連携で生まれた、NPO法人まちづくりスポット。
そのはじまりは、2011年の秋、大和リースの営業担当者がムラのムライの事務所に飛び込み訪問したことに始まります。
当時、大和リースは、2011年3月11日の震災以降に商業施設の賃貸料がテナントからもらえればそれでいいという事業方針から、
地域にもっと愛され、必要とされる企業と商業施設を目指したいという方向へと会社が変わっていました。
そのような中で、フレスポ飛騨高山の開発計画が進み、施設内に初めてコミュニティゾーン「まちの縁側」を設置することが決定。
その運営を任せることが出来る団体を探していました。
高山市内のNPO法人約50団体を3日間かけてめぐる中、なかなか法人の担当者に会うことが出来ず、難航していた先でたどり着いたのが、
高山市で設立が一番古く歴史のあるムラのミライでした。
一番古くから高山市にあるNPO法人であったこともあり、
様々な団体から運営や設立の相談を受けていたムラのミライはコミュニティゾーンの管理を団体に任せるだけでなく、
地域活動を育てていけるような運営体制を作ることが重要であるという思いを大和リースに伝えました
そこから幾度となく協議を重ねる中で、双方の思いが合致し、協働してNPO法人まちづくりスポットを作ることになりました。
名称 | 特定非営利活動法人まちづくりスポット |
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法人設立年月日 | 2013年3月4日 |
主たる所在地 | 〒506-0025 岐阜県高山市天満町1-5-8 (フレスポ飛騨高山内) TEL:0577-62-8550 FAX:0577-62-8580 |
活動内容 | 交流スペースの利用促進に係る事業 まちづくりの推進に係る事業 ネットワーク事業 人材育成及び研修に係る事業 広報活動に係る事業 |
役員 | 代表理事 長瀬 達三 理事 坂口 みずえ 理事 中﨑 雄二 理事 溝際 清太郎 理事 伴 和史 理事 剱田 豊 理事 山下 ちはる 監事 丸山 学 |
事務局スタッフ | 事務局長 本間 あかり
コーディネーター スタッフルバック ケルシー |