ひるねこさんは「社会の中で生きづらさを抱えている方が安心して暮らせるように」を理念に掲げ、精神疾患を持っている方を対象に、自立訓練事業や座談会などを毎月開催している団体。
2020年3月21日に開催された今回のトークショーは、作家/クリエイター/タレントのいとうせいこうさんと精神科医/ミュージシャンの星野概念さんをゲストに招き「心の居場所」について話し合うもので、この二人は実際に患者と精神科医の関係です。
トークショーの開催資金の一部にはまちスポ飛騨高山助成金が充てられました。
当初は開催場所に観客を集める予定でしたが、新型肺炎感染拡大防止のためYouTubeとFacebookを使ったネット配信で決行されました。
ライブ配信はこちらのリンクからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=0DRadgMTttk
約2時間のトークショーは第一部と第二部に分けられ、第一部はいとうせいこうさんと星野概念さんによるトークショー。
事前に集めた質問からランダムにお答えしていました。
例えば、
いとうせいこうさん
「依存ではなく心の支えにしている場合がある。それにいきなり「ゲームは一時間」と区切っても治るものではない。依存症かそうじゃないかという両方の考えを持って精神科医療の介在する余地があると考える」
星野概念さん
「依存するには理由がある。「甘え」と言われがちで理解されなくて大変だから「どうしたらいいか?」を一人一人話し合っていくのが大事」
などとお応えされていました。
第二部はひるねこさんの関係者を交えた総勢9人での話し合い。
「ネット上で吐き出す時、言葉だけのコミュニケーションだけだと難しい」
「SNSが吐き出す場として助けになっている」
などの意見が出ていました。
ラストは星野概念さん作詞作曲の「平熱大陸」を含む三曲を歌い閉幕。
穏やかな気持ちになれるトークショーでした。
2020年度まちスポ飛騨高山助成金 助成事業募集中!
募集期間:2020年8月1日(土)~2021年1月31日(日)
詳細は下記リンクからご覧ください!
http://machispo.org/joseikin2020/