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被災地ボランティア 野中 常雄さん「お互い様」「おかげ様」感謝の気持ちを忘れない 飛び出せ☆元気市民

ある時はハローワーク、またある時はNPO法人野あそび倶楽部、つきいちシネマ、被災地ボランティア、熱気球チーム・・・。多方面で活躍していらっしゃる高山のスーパーボランティア(※)・野中さんに、主に被災地ボランティアについて聞かせて頂きました。

 

執筆:飛騨「未来の地域編集部」大志多恵子(会報vol.58に掲載)

 

※ 「スーパーボランティア」とは2018年、山口県周防大島町で行方不明になった2歳児を救出した尾畠春夫さんを指した言葉。被災地をはじめ、様々な地域でボランティアをし、多くの方の支えとなっている。

飛騨高山から少しでも前に進む力を

野中さんは、これまで東北に百回近く被災地ボランテイアとして通っているスーパーボランティア。きっかけは、2011年に起きた東日本大震災の映像。

「少しでも何か役に立ちたい。現地に行ってみないとどれほど大変かわからない。」

と感じ、知人から活動の呼びかけもあり、東北に向かわれました。

約半年は毎週土日にがれきの撤去、その後は交流活動のお手伝いをしていました。次第に飛騨の人と行く東北ツアーや、工業高校の生徒さんがつくった遊具を届けながら高校生に現地案内をする等の、“繋ぐ”活動が多くなりました。電話一本で済ませず、事前に打ち合わせに足を運ぶ事で、信頼関係をつくっています。

野中さんが活動の原点と思うのは小中高時代のボーイスカウト。

「野外活動や奉仕活動で山ゆり学園の知的障がいの方と美女高原でキャンプをしました。まだ接し方がわからず、ただこなしていただけだったのに、池の周りを一緒に走った時に、手をたたいて嬉しそうな姿を見て自分も嬉しくなりました。最後にみんなで 一人の手 を手を繋いで歌い、人生で初めてうるっとして感動。自分の感情に驚きました。」

三十年以上前の事ですが、今もその時に接した二人の名前は覚えているそうです。

繋ぐ支援

 野中さんのモットーは、『お互い様・おかげ様』。自分だけが頑張るのではなく、支援する側・される側が無理なくやれる範囲で、感謝の気持ちをもちながら活動をしています。

「東北への移動は八~九割、自分一人で行く事が多い。片道七~十時間弱かかるが、周りに心配される程、苦にはならず、一枚の書類作成より千キロの移動の方が楽。」

と笑っていたのが、とても印象的でした。

1月下旬は三陸のワカメ漁師のところへ、2月は秋神の氷点下の森のお手伝い、3月は宮城の風土マラソン、同11日には真蓮寺さんで 3・11に思いを馳せる集会 、4月は東北へ支援金をお届け、5月は南相馬にて熱気球、7月には被災地の子ども達と交流…これからも野中さんの“繋ぐ”支援は続いていきます。

INFOMATION

会員・参加者募集中!

NPO法人野あそび倶楽部では、高齢化によるメンバー減少の為、お手伝いしてくださる会員を募集しています。主に野山へ行く際の声掛け・見守り等の障がい者活動支援ボランティアです。参加者もお待ちしています。

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〒506-0005 高山市七日町3-98
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TEL:0577-32-4349(FAX兼)

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