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認定NPO法人まちづくりスポット
10:00~18:00(火曜定休)

あなたにもできるボランティア発表会 ~2019年度まちづくりスポット総会~

「発表会」。それは、成果や想い・考えを伝えたり、耳を傾けたりする場所。 市民活動をやっている人もこれから挑戦したい人も、支援している人も、共感できる活動があれば支援したいと思っている人も、みんなが参加でき、実りある時間を過ごせる機会を模索しています。
2019年度は、2018年度まちスポ飛騨高山助成金を獲得した5団体に協力いただき、誰でも参加できる発表会を開催しました。

 
フォーマルじゃなくていい、気軽な会です

2019年5月31日(金)に世界生活文化センターにあるレストラン・コリーヌにて開催した「あなたにもできるボランティア発表会(以下:ボランティア発表会)」は、ビュッフェスタイルのランチを楽しみながら、誰でも聞きに来けて、誰でも発言できる、参加者みんなの発表会です。
悪天候だったにもかかわらず、飛騨地域だけでなく地域外からも参加者があり、合計36名が足を運んでくれました。

発表会というと、「ビシッとスーツ着て行かなくちゃ!」と思うかもしれませんが、ボランティア発表会は、みなさん私服で、いつもの格好で参加してくださいと呼びかけました。まちスポにふらっと立ち寄って、「今度こういうことやるから遊びに来てね!」「なにか面白いことない~?」と話しに来てくれる時と同じように、活き活きした皆さんが一堂に会し、お話できる場を目指しました。
中には、お揃いのユニフォームを着て参加した団体さんも♪

美味しい料理に参加者同士の会話も弾みます。

小さいキッズスペースも設置したので、子どももおもちゃで遊んだり、寝転んだり、リラックスしている様子でした。

 
NPO・市民団体の発表

会場が温まってきたところで2018年度まちスポ飛騨高山助成金に挑戦した5つの市民団体による発表会がスタート!

飛騨ママフェスタ実行委員会

ママによるママのためのイベントを手がける飛騨ママフェスタ実行委員会さん。2019年5月18日に開催されたひだママフェスタ2019のお話をメインに、今後の展望や、「活動を通して子供の年齢関係なく信じられる仲間ができた」と、ママだからこその喜びを伝え、発表を締めくくりました。


やってみよう展実行委員会

ぞうきんづくりを通して、子どもにものづくりの楽しさを体感してもらう活動をしています。「最近の子どもはやらんのではなく、作り方を知らんのです!」の言葉には大勢が頷きました。オリジナルぞうきんをオリンピック村に届ける構想を描いています。

comommy コマミー

Hida-mommyが立ち上げた市民団体。毎月、子育てママ(特に未満児)を対象に、育児ストレスの解消を目的にした座談会を開いています。活動をしてきて見えた「本当に届けたいはずのママは、育児で気持ちがふさがっていたり、外からの情報を入手することができなくなっている。どう届けたらいいのか?」という課題も発表されました。

NPO法人すえひろ

岩手県女川市出身の末永さん。目の前に押し寄せる津波から逃げ、避難所生活をした体験から、防災のための心構えや避難道具の備えなどの講演活動をしています。「胸に手を当てて聞いてみてください。家の中にタンスや本棚はありますか?それらは倒れないよう工夫されていますか?」から始まる発表に、会場の全員に必ず訪れる“もしもの時”を真剣に考える時間になりました。

ともときファーム

高山市国府町で、古民家カタリバと、子どもが安心して遊べる畑を管理している、主婦たちによる市民団体。築90年の古民家カタリバでは気軽に意見交換でき、畑では野菜を作る大変さや収穫の喜びを知ることができます。「活動をもっと広めたくてパンフレット作成などしているが、思うように絵や言葉で伝えらない」という課題を発表されました。

活動を通して伝えたいこと。活動で得たもの。そして、これから目指していきたい未来の姿。
その言葉の一つ一つが、強い意志を持って活動を続けてきた経験から紡ぎ出される言葉だからこそ、その強いメッセージは胸を打つものがあり、みなさん真剣な表情で発表を聞いていました。

応援の声や、募金を入れるボックスには、みなさんのお気持ちが入れられていました。

発表は5分という短い時間でしたが、溢れる想いをお話いただきました。 本当にありがとうございました。

 
マイクリレー

発表を聞いた後は、歓談タイムでしたが、同時に「自分も話したい!」という方にマイクを渡し喋っていただくようにしたところ、なんとノンストップでマイクリレーが…!
NPO・市民団体の方々の発表を聞き、早速コラボを持ちかける提案もあり、
新たな繋がりが生まれた瞬間でした。

 
私たちも喋らせてください!

多くの方に来ていただいたこの場で、まちスポの2019年度事業発表も実施! まちスポは3年後、3つの“しん”をつくるための事業を行います。

3つの“しん”を作るために、自分に自信を持ち第三者から関心と安心を持ってもらえるようになるための助成金申請へっちゃら講座や、お互いに関心を持ちあい飛騨で生きていく安心と自信を持てるようになるための移住者交流会の開催を計画しています。
開催が決まったら、ホームページなどで告知していきます。

その後は、みんなで中締めをし、記念に集合写真を撮りました。

こんなにたくさんの方にお越しいただき、本当にありがとうございました!
起こしいただいた方々同士でアイデアをプレゼントしたり、コラボを持ちかけたり、相談しあったりと、会話が止まらない、実りあるひと時とだったのではないでしょうか。

 
開催の裏側では…

このボランティア発表会は、まちスポスタッフだけでは運営できませんでした。まちスポサポーター(ボランティア)が力を合わせて準備から運営、後片付けまでをやってくれました。募金箱の作成、当日の配布資料の作成、受付、会場準備、写真撮影など、サポーターがそれぞれの特技を発揮してくれたおかげで、想像以上に満足度の高い企画になりました。

このボランティア発表会は、まちスポスタッフだけでは運営できませんでした。まちスポサポーター(ボランティア)が力を合わせて準備から運営、後片付けまでをやってくれました。募金箱の作成、当日の配布資料の作成、受付、会場準備、写真撮影など、サポーターがそれぞれの特技を発揮してくれたおかげで、想像以上に満足度の高い企画になりました。

一緒に企画したサポーターからは、

 

今までNPOや市民活動といわれてもどんなことをしているのかピンとこなかったけど、発表を聞いて「そういうのもあるんだ」と思いました。
自分のやっていることに誇りを持っているのが伝わりました。イキイキしていて、明るかったです。

 

初めてボランティア発表会に参加して率直に思ったこと、それは男性もさることながら飛騨の女性が元気でパワフルだということ。
生きていく中で時に遭遇する困難や疑問をそのままにせず、何かしらの形で行動することで結果的にたくさんの人の心に寄り添うことに繋がっていく。
こんな素敵な活動を知ることが出来て良かったと思うと同時に、まだまだ知られていない現状を変えていく一助になりたいと感じた時間でした。

と、嬉しい感想をいただけました。

一回でも、何回でも、
参加したい、企画したい、手伝いたい、新しい出会いがほしい、何かわからないけど挑戦したい…and moreという方は、ぜひこちらのページからご連絡ください。


ボランティア発表会は全体を通して、ボランティア・NPO・市民活動の魅力を濃縮したひとときでした。活動は様々ですが、活動の根底にある想いには共通するものがあるように感じています。
来年度も開催する際は告知いたしますので、ぜひ会場で聞いて、話していただけたら嬉しいです。

 
開催のその後

開催のその後、交流スペース「まちスポ飛騨高山」の展示スペースで、なるちゃんがボランティア発表会の様子をまとめてくれました!
写真にコメントも添えられ、写真は余白を残してインスタントカメラ風にするなど、とても可愛く仕上げてくれました!
こうやって、イベントが形に残り、会場に来ることができなかった人たちにも見ていただけるのは嬉しいことです。


これからも、飛騨地域の市民活動団体を応援するとともに、まちスポサポーターのように「なにかに挑戦したい」そんな想いを持った方と一緒に、事業に取り組んでいくのが楽しみになる1日でした。